2018-10-16
永住権を得るメリット
ビザ(在留資格)を有している外国人の方が、一定の要件を満たしている場合に変更できるのが「永住権」です。
「永住権」を取得した場合、主に以下のようなメリットがあります。
更新の手間が省ける
ビザにはそれぞれ在留期間が設けられています。当然のことながら、所有しているビザが許可されている在留期間を過ぎてしまえば日本で生活ができないため、定期的に更新が必要です。
揃える書類も沢山ある上に手間がかかるものですので、日本で長い期間過ごしたいと考えている外国人の場合は、「永住権」を取得した方が楽になるでしょう。「永住権」は在留期間が無制限な上に、他の在留資格のような審査もありません。更新も7年に1度しかなく、当日で終わる手続きなので、更新の手間が省けます。
自由に働けるようになる
就労ビザには、それぞれ働ける仕事の範囲が定まっています。そのため、就労ビザを取得したからといって、どのような仕事でも行えるわけではないのです。在留中に所有している就労ビザで認められている仕事のみを行う場合は、特に問題はありません。しかし、転職などをする際は就労ビザを変更しなければならない場合もあるため、手間がかかって大変です。「永住権」には就労制限がないため、取得できればより自由に働けるようになります。
配偶者と離婚や死別をしても別のビザに変更せずに済む
日本人と結婚し、「日本人の配偶者等」の在留資格を取得している場合、配偶者と離婚したり死別したりすると、帰国もしくは別のビザに変更する必要があります。配偶者と離婚・死別したとしても日本に留まりたいと考えている場合は、「永住権」を取得した方が、万が一の時も安心できます。