「家族滞在」は別名家族ビザと言われ、日本に長期滞在している外国人の配偶者や子供に対して許可されるビザです。短期滞在ではなく、母国にいる配偶者や子供を長い期間日本に滞在させる場合に必要となります。配偶者・子供が対象ですので、両親などは「家族滞在」に該当しません。また、「家族滞在」はあくまで家庭生活を送るための資格であり、就労活動は行えないのでその点は注意が必要です。

どうしても働きたいという場合は、資格外活動許可を得ることで、アルバイトが行えるようになります。「家族滞在」を取得するためには、対象となるビザ（「教授」や「芸術」など）を取得している外国人に扶養能力がある上で、配偶者・子供が扶養、あるいは教育や監護を受ける必要があります。配偶者・子供が扶養を受けておらず、ご自身で生活する場合には「家族滞在」の対象外です。

「家族滞在」は要件を満たさないと取得できないものの、「治安が良い日本で家族と暮らしたい」「我が子には日本で教育を受けてほしい」などの想いがある外国人に最適なビザですので、申請を目指す方は大勢います。